発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013179913
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例は60歳女性で、魚を食した際に嚥下に伴って咽頭から胸部にかけて痛みを生じたが、すぐに軽快したため放置していた。3日後より発熱が出現し近医を受診したところ、胸部X線にて異常影を指摘され、当院紹介となった。血液検査では血清CRPの上昇を認めた。胸部X線およびCT、臨床経過から、魚骨による肺膿瘍と診断し、右上葉切除術を施行した。術後経過は良好で、4年後の現在も特に問題はみられない。
©Nankodo Co., Ltd., 2013