発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013179914
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症例は24歳時より血液透析中の62歳男性で、定期検査の胸部単純X線にて左胸部異常陰影を指摘され、精査加療目的に当院紹介となった。胸部造影CTでは左上葉舌区に相当する部位に6cm大の結節性病変を認め、超音波ガイド下経皮針生検では悪性腫瘍の可能性を否定できず、診断・治療目的で左上葉切除および第2a-1群リンパ節郭清術を行った。病理組織学的所見・細菌学的所見より肺ムコール症と診断された。術後第1病日から血液透析を開始し、第7病日目に紹介元の病院へ転院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013