発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011192881
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79歳男性。患者は労作時胸痛を主訴に、精査入院となった。冠状動脈造影で左冠状動脈#5に90%、#6と#11に100%の狭窄がみられ、また右冠状脈#2にも90%の狭窄が確認された。手術の適応と判断されたが、本症例は左胸郭形成術後の高度胸郭変形および上行大動脈石灰化を伴った再手術例であったため、体外循環使用心拍動下にCABGが施行された。その結果、術後経過は良好で、術後のMDCTでグラフトはいずれも良好に開存し、術後3週目に患者は退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2011