発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2006102460
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
62歳男.約15年前に,側壁梗塞に対して左内胸動脈グラフト(LITA)-左冠状動脈前下行枝(LAD),大伏在静脈グラフト(SVG)-右冠状動脈(RCA)の2枝再冠状動脈バイパス術(2枝CABG)を行い,術後3年で胸痛が出現し,その後もSVGの閉塞や心機能低下を認め,繰り返す心不全を主訴に入院となった.画像検査で3枝の完全閉塞と側壁のviabilityを認め,回旋枝領域へのCABGを施行した.前側方開胸を行い,下行大動脈への吻合は石灰化により困難のため,SVGを用いてLCx#14へのバイパスを行った.術後経過は良好で,画像検査所見も改善した
©Nankodo Co., Ltd., 2005