発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2010332091
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症例1(61歳女性)、症例2(50歳男性)、症例3(53歳女性)。3症例とも高カルシウム血症の精査目的に、著者らの施設へ紹介となった。所見ではintact-PTHの上昇、血清Caの上昇、血清Pの低下、ALPの上昇がみられ、MIBIシンチグラムおよび胸部CTでは後縦隔あるいは前縦隔の腫瘍が発見され、縦隔内異所性副甲状腺腫と診断された。それぞれ胸腔鏡補助下右腋窩小切開、頸部横切開、胸骨正中部分切開で摘出が行われ、術後は症状の速やかな軽快が確認された。
©Nankodo Co., Ltd., 2010