胸腔鏡を用いた縦隔疾患の手術適応とその手技
胸骨吊り上げ併用胸腔鏡アプローチ 前縦隔腫瘍に対する胸腔鏡下手術の工夫 前胸部皮下組織吊り上げによる胸骨挙上法
藏井 誠
1
,
山田 響子
,
近藤 竜一
1国立病院機構まつもと医療センター中信松本病院 呼吸器外科
キーワード:
胸腔鏡法
,
胸腺腫
,
胸腺摘出術
,
縦隔腫瘍
,
縦隔嚢胞
,
失血-外科
,
後向き研究
,
治療成績
,
皮下組織
,
胸骨切開術
,
手術時間
,
胸骨挙上術
Keyword:
Mediastinal Cyst
,
Mediastinal Neoplasms
,
Retrospective Studies
,
Thoracoscopy
,
Thymectomy
,
Thymoma
,
Blood Loss, Surgical
,
Treatment Outcome
,
Subcutaneous Tissue
,
Sternotomy
,
Operative Time
pp.973-977
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013124371
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前縦隔腫瘍に対してKirschner鋼線を用い、前胸部皮下組織の吊り上げによる胸骨挙上法で胸腔鏡下手術を行った5例について検討した。年齢は平均70.6歳、男性3例、女性2例であった。術式は胸腺部分切除が2例、胸腺摘出術が3例であった。手術時間は平均140分で、出血量は平均35ml、ドレーン留置期間は平均1日であった。術後の合併症や疼痛は皆無であった。
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