発行日 2009年12月1日
Published Date 2009/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2010053996
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肺癌術後外来補助療法を施行した25例(男18例、女7例、年齢中央値62.28歳)の治療成績を報告した。使用レジメンはvinorelbine+gemcitabine(GEM)が1例、carboplatin(CBDCA)+paclitaxel(PTX)が4例、CBDCA+GEMが10例、docetaxel+tegaful-gimeracil-oteracil potassiumが4例、CBDCA+PTX+放射線療法が6例であった。有害事象は好中球減少がもっとも多く、grade3/4を計6例認めた。25例中22例が治療を完遂し、治療中止となった3例もすべて外来で対応可能であった。外来における肺癌術後補助療法は、レジメンの選択、薬剤投与量の設定、副作用に対する支持療法や急変時の対応、地域医療機関との連携などの工夫により比較的安全に治療を完遂できると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2009