発行日 2011年6月1日
Published Date 2011/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011288481
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顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)産生肺癌9例を対象に、9例中7例は根治手術、2例は化学療法を実施し、その臨床病理学的所見について検討した。その結果、発熱が5例、CRPは1例を除いて高値を示した。T因子はT2が5例、T3、T4が各2例で、切除例では、6例が脈管侵襲を伴っていた。またリンパ節転移は3例が単発で、1例が複数であった。遠隔転移は全例で認められず、1例以外は低分化な癌腫であった。尚、術後の平均生存期間は7ヵ月で、6例が1年以内に死亡していた。
©Nankodo Co., Ltd., 2011