発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009346693
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55歳男性。患者は背部鈍痛を主訴とした。既往歴として慢性腎不全、大動脈弁閉鎖不全症に対する大動脈弁置換術、常染色体優性遺伝多発性嚢胞腎(ADPKD)があった。精査の結果、ADPKD、慢性心不全を合併したStanford A型大動脈解離と診断され、待機的に上行弓部大動脈置換術が行われた。術後は腎不全を危惧したが、carperitideおよび利尿薬投与にて腎機能は保たれ、術後、経過良好で27日目に軽快退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2009