発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009275819
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65歳女性。患者は人間ドックにて胸部異常陰影を指摘され、著者らの施設へ受診となった。胸部X線およびCT、気管支擦過細胞診の結果、臨床病期IA期の同時性両側多発肺癌と診断され、治療として胸骨正中切開にて両側病変の一期的切除術(右上葉切除+縦隔リンパ節郭清術、左S3区域切除+肺門リンパ節郭清術)が行われた。その結果、病理組織学的に肺癌はいずれも野口分類C型の高分化腺癌であった。目下、術後1年3ヵ月経過で患者は無再発生存中である。
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