発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004182194
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69歳男性(症例1),66歳女性(症例2).いずれも咳嗽を主訴とした.喀痰培養にてMOTT陽性で,PCR法でM.aviumが検出された.胸部X線,CT所見で小型肺癌が疑われ,胸腔鏡下部分切除による肺生検を行った結果,いずれも肺腺癌と診断された.胸腔鏡補助下に症例1は上葉切除+ND2aを,症例2は下葉切除+ND2aを施行し,病理組織学的に症例1は低分化型肺腺癌,症例2は高分化型肺腺癌の確定診断を得た.いずれも術後6ヵ月の喀痰培養はMOTT陰性であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004