胸腔鏡補助下肺癌肺切除の適応、アプローチとその成績
手技と成績 肺癌に対する胸腔鏡補助下肺葉切除術の成績
坪地 宏嘉
1
,
金井 義彦
,
中野 智之
,
小山 信一郎
,
蘇原 泰則
,
遠藤 俊輔
1自治医科大学附属さいたま医療センター 呼吸器外科
キーワード:
小細胞癌
,
胸腔鏡法
,
腺癌
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
扁平上皮癌
,
リンパ節郭清
,
失血-外科
,
生存分析
,
腺扁平上皮癌
,
治療成績
,
陽電子放射型断層撮影
,
手術時間
,
胸部CT
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Lung Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Pneumonectomy
,
Thoracoscopy
,
Survival Analysis
,
Blood Loss, Surgical
,
Treatment Outcome
,
Carcinoma, Adenosquamous
,
Carcinoma, Small Cell
,
Positron-Emission Tomography
,
Operative Time
pp.267-270
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009178870
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2005年4月~2008年5月に胸腔鏡下肺葉切除を完遂した153例(男93例、女60例、平均年齢70歳)を対象とした。手術は5ヶ所のポート孔を置き斜視45°の胸腔鏡で完全鏡視下に行い、助手が2ヶ所のポート孔を通じて常に二つの器具を用いて術野を展開した。110例にND2a郭清を行い、手術時間は平均145分、出血量は平均159ml、胸腔ドレーン留置期間は平均2日、術後在院日数は平均9日であった。術後合併症は発作性心房細動10例、遷延する肺炎7例などであり、術死は1例であった。635日の平均観察期間では再発例21例、死亡例16例であった。非小細胞癌例の3年生存率は病理病期I期88%、II期80%、III期79%であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2009