発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011192880
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24歳男性。患者は既往歴として5歳時に非Hodgkin悪性リンパ腫の治療歴があった。今回、検診にて胸部X線上の異常陰影を指摘され、著者らの施設にある内科へ受診となった。胸部CTでは右下葉S8に15×15mmの腫瘍陰影が認められ、気管支鏡下擦過細胞診にて肺腺癌と診断され、外科で右下葉切除+リンパ節郭清が施行された結果、病理組織学的に病理病期IIIA期の低分化腺癌であった。術後はCDDP+GEMによる化学療法が4クールが行われたが、胸部不快感が出現し、その後の検査で胃癌が判明したため、胃癌に対する手術目的で他院へ転院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2011