Japanese
English
研究ノート
I県における百寿者の日常生活動作および認知機能について—居住形態および趣味・社会活動との関連から
A Report on Activities of Daily Living and Cognitive Functions of Centenarians in I Prefecture : In Relation to Residential Conditions, Hobbies and Social Activities
石川 みち子
1
,
小倉 美沙子
1
,
吉田 千鶴子
1
,
木内 千晶
1
,
畠山 怜子
1
Michiko Ishikawa
1
,
Misako Ogura
1
,
Chizuko Yoshida
1
,
Chiaki Kinouchi
1
,
Reiko Hatakeyama
1
1岩手県立大学看護学部看護学科
1School of Nursing, Faculty of Nursing, Iwate Prefectural University
キーワード:
百寿者
,
日常生活動作
,
認知機能
,
centenarians
,
activity of daily living
,
cognition
Keyword:
百寿者
,
日常生活動作
,
認知機能
,
centenarians
,
activity of daily living
,
cognition
pp.69-74
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
わが国は,類をみない速さで男女とも世界の長寿国となった.寿命の延長に伴い,100歳以上の高齢者(百寿者)も増え続けている.増加し続ける百寿者であるが,I県における百寿者の生活実態は把握されていない現状にある.そこで,百寿者の生活実態を明らかにすることを目的に,百寿者名簿で氏名と在住する市町村名が公表されている百寿者303名を対象として,質問紙調査を行った.データ分析は,質問紙に回答した時点で満100歳を超える180名を対象とした.基本属性,職業の有無,健康状態,日常生活動作および認知機能,食事摂取内容,介護認定状況,利用しているサービス,性格傾向,長生きの秘訣について質問紙調査を行った.今回は,日常生活動作および認知機能と,健康状態,居住形態,退職後の趣味・社会活動の関連性について検討した.
居住形態については,自宅で生活している人のほうが有意に日常生活自立群が多く,自宅で生活している人のほうが有意に認知機能保持群が多かった.
本研究の調査では,I県における百寿者の生活実態が明らかとなり,健やかな長寿を達成する要因を検討するための基礎資料となった.
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