Japanese
English
研究ノート
介護老人福祉施設の看護師が行うEnd-of-Life Careの実際
Nursing Practice of End-of-Life Care for the Elderly Persons at the Nursing Home
髙山 直子
1
,
三重野 英子
2
Naoko Takayama
1
,
Eiko Mieno
2
1聖マリア学院短期大学看護学科
2大分大学医学部看護学科
1St. Mary's Junior College School of Nursing
2Oita University School of Nursing
キーワード:
End-of-Life Care
,
介護老人福祉施設
,
看護師
,
End-of-Life Care
,
nursing home
,
nurse
Keyword:
End-of-Life Care
,
介護老人福祉施設
,
看護師
,
End-of-Life Care
,
nursing home
,
nurse
pp.62-68
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
介護老人福祉施設の長期入所者に対するEnd-of-Life Care(終末期にその人らしく生きることを支えるケア)において,看護師が行う看護の実際と特徴を明らかにすることを目的に,介護老人福祉施設の看護師4名に対してEnd-of-Life Careのプロセスについて半構成的面接を行い,質的に分析した.
看護師は,日常生活にあらわれる生命力の変化から死を予見しEnd-of-Life Careを開始していた.看護師は,嘱託医や介護職との協働の中,入所者・家族の思いを尊重した看護を展開しており,その看護行為の原動力には,数年以上の長期にわたる関わりを通して生まれた入所者に対する家族のような愛情が関連していた.しかし,一方で看護師は,入所者にとっての最善を考える中で,医療ニーズへの対応や認知症に伴う意思確認の難しさについてジレンマを抱えていた.
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