第3回日本看護医療学会学術集会 シンポジウム
実践と教育の連携をめざして
司会のことば
川出 富貴子
1
,
大見 サキエ
1
1愛知医科大学
pp.69
発行日 2001年12月25日
Published Date 2001/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200174
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第3回日本看護医療学会学術集会では、午前中の会長講演「実践と教育の連携をめざして」をうけて、同テーマでシンポジウムを開催した。
今、時代は地球的な規模で激動する大変革期を迎えており、看護の役割は飛躍的に拡大し、これまで以上に役割期待が寄せられている。ヒューマニティに根ざす質の高い看護を提供するためには、看護体制をも含めた根本的な見直しが必要であり、新しいシステムの構築をも視野に入れた画期的な転換が求められている。看護教育の場において、多岐多様な社会の期待や要望に応えることのできる看護職者を育成するためには、今まで以上に実践現場と教育の連携・協働を深め、相互によきパートナーシップを発揮しながら、それぞれの質の相乗的な向上や看護学発展への寄与が期待されている。そのことにより、学生は実習環境に早期に適応し、実習の場でよい役割モデルに出会え、指導者・教員とのケアリング関係の中で実践力が育成されていく。
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