特集 これからの医療とPOS—第8回POS研究会報告
Ⅳ.シンポジウム2‘POSと教育’
司会にあたって
平野 寛
1
1川崎医科大学総合臨床医学
pp.903
発行日 1986年12月30日
Published Date 1986/12/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908318
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POSが新しい医療,すなわち“全人的で包括的な,患者のための医療”にとって極めて有益なものであることについては,すでに多くの人たちの認めるところであるが,同時にすべての医療専門職の教育にとっても非常に有効であることに異論を唱える人はいないであろう.
Alma-Ata宣言(1978年)を受けて,1985年4月東京で開催されたWHO西太平洋地域事務局主催の国際会議で採択されたいわゆる‘東京宣言’で,“西歴2000年までにすべてのひとに健康を”のスローガンの実現に向けて,医学教育改革の必要性とそのための戦略とが高らかにうたいあげられたのは,いまだ記憶に新しいところである.
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