日本看護診断学会・第26回学術大会報告 【教育講演】
質の高い看護実践のために—今,改めて看護師の責任を問う
江川 隆子
1
Takako Egawa
1
1関西看護医療大学,看護学部
1KANSAI University of Nursing and Health Sciences
キーワード:
看護診断
,
保健師助産師看護師法
,
看護の責任
,
看護大理論
,
看護過程
Keyword:
看護診断
,
保健師助産師看護師法
,
看護の責任
,
看護大理論
,
看護過程
pp.37-44
発行日 2021年3月15日
Published Date 2021/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004200057
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I. はじめに
看護師として臨床17年,看護教育者として30年余り勤務してきた中で,看護師として,最も疑問をもつのが,「看護師さんはよくやってくれる.優しかった.よく話を聞いてくれた」などと評価されるが,それは看護師の責任に対する評価なのだろうか,看護師はこうした患者の声を「看護師の責任」の評価として受けとめているのだろうか,ということである.
こうした疑問から,改めて「看護師の責任」とはどう考えるべきものなのか,看護大理論の役割とは,保健師助産師看護師法の役割とは,そして看護診断(看護概念)の役割とは,の観点から私論を述べたい.
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