日本看護診断学会第23回学術大会報告 患者像をつかむ! 看護診断をケアに活かそう
【教育講演】
1. クリニカルパスと看護診断—過去・現在・未来
村木 泰子
1,2
Yasuko Muraki
1,2
1日本クリニカルパス学会
2国立看護大学校研究課程部看護学研究科
1Japanese Society of Clinical Pathway
キーワード:
看護診断
,
クリニカルパス
,
クリティカルパス
,
看護記録
,
看護過程
,
看護情報
Keyword:
看護診断
,
クリニカルパス
,
クリティカルパス
,
看護記録
,
看護過程
,
看護情報
pp.27-33
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004200034
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医療費削減の目的から在院日数が短縮され,病院経営に効率化を求められるようになって久しい.看護師は,看護診断とクリニカルパス(クリティカルパス)を日々併用することが現状となっている.複数の患者を受け持ち,同時に看護過程を展開している看護師にとって,看護診断とクリニカルパス(クリティカルパス)の併用には思考の変換を瞬時に行う必要があり,重要な問題である.この問題を解決するために,看護過程を基本に看護診断とクリニカルパス(クリティカルパス)の違いを過去・現在・未来の大きく3期に分けて考察し,併用するコツをまとめた.
画一的に1つの方法だけで対応するには限界があるため,今後は,効率よくかつ丁寧に患者にかかわり看護ケアを提供することが重要である.そのためには,看護診断,クリニカルパス(クリティカルパス)というツールを上手に使い分け,患者にとって最良の看護を提供していただきたい.
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