日本看護診断学会・第27回学術大会報告 【会長講演】
看護過程のアセスメントとしての看護診断
上野 栄一
1
Eiichi Ueno
1
1奈良学園大学保健医療学部
1Naragakuen University, School of Health Sciences
キーワード:
看護診断
,
看護過程
,
アセスメント
,
形式知
,
暗黙知
Keyword:
看護診断
,
看護過程
,
アセスメント
,
形式知
,
暗黙知
pp.15-21
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004200060
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看護診断は,一連の看護過程の展開を示すものであり,診断名をつけることのみに特化したものではない.重要なことはいかに対象のニーズをとらえ,適切な看護ケアを提供するということである.看護過程の中で重要なことはアセスメントであり,多くの情報の中から患者のケアの最適さを求めるプロセスである.そのために重要なことは情報を的確にとらえ,アセスメントすることである.そのためには正確な情報と臨床推論が必要となる.本稿では情報のとらえ方とアセスメントに焦点を当てて述べる.また,今後の情報共有ツール,標準用語としての看護診断名についても言及する.
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