日本看護診断学会第4回学術大会報告 看護診断の発展をめざして
【シンポジウム・2】
看護診断の共有と継続看護への活用
阿部 雅子
1
Masako Abe
1
1都立神経病院
1Tokyo Metropolitan Neurological Hospital
pp.51-53
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100032
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
当院は,あらゆる神経系疾患,特に神経難病を専門とする304床の病院である.看護方式はプライマリナーシング・モジュール型を実施している.1993年から看護診断を導入し,NANDAの開発した看護診断ラベルを使用している.
看護診断の導入の目的は,看護の専門性を高め,全人的ケアを行い,質の高い看護を目指すことであった.また,共通の看護診断ラベルを使用することは,看護問題を共通認識し,看護介入がスムーズになり,ケアが継続され,継続看護が行われやすくなるのではないかと考えられた.
これらの目的のなかで,現在,当病院の看護診断が継続看護にどのように共有され,活用されているか,調査した結果を報告する.
Copyright © 1999, Japan Society of Nursing Diagnosis. All rights reserved.