【DLN事例報告】
3(看護実践)血液透析導入後早期に生体腎移植を希望した患者へのかかわり—待機施設側でできることの模索を通して
和田 めぐみ
1
1社会医療法人社団順江会東京綾瀬腎クリニック
pp.97-100
発行日 2015年11月15日
Published Date 2015/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200054
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Ⅰ.はじめに
血液透析導入後,早期に腎移植を希望する患者は,時間の制約やさまざまな制限による苦痛から逃れたいという気持ちからか,移植に過度な期待をもっている患者は少なくない.今回血液透析導入初期より閉ざした態度が強く,看護介入に困惑していたところ,突然生体腎移植を希望した事例を経験した.移植待機施設側が行える援助を通し,患者とのかかわりや指導のあり方を考察したので報告する.
なお,個人が特定されないよう配慮し,透析療法指導看護師の認定更新事例報告として公表することを転院前に本人に口頭で説明し,同意を得た.
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