透析スタッフに必要な腎移植医療の知識2013
腎移植を希望する透析患者および透析再導入した患者への接し方
植田 江梨子
1
,
萩原 邦子
1大阪大学医学部附属病院 移植医療部
キーワード:
意思決定
,
患者教育
,
血液透析
,
構え(心理学)
,
腎臓移植
,
腎不全-慢性
,
体重減少
,
肥満
,
再治療
,
接遇
Keyword:
Decision Making
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Obesity
,
Patient Education as Topic
,
Set (Psychology)
,
Kidney Transplantation
,
Weight Loss
,
Retreatment
pp.1391-1397
発行日 2013年8月10日
Published Date 2013/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013333179
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腎移植件数は年々増加傾向にあり,先行的腎移植を受ける患者も増えている.そのため,末期腎不全の患者が,透析(血液透析・腹膜透析)か腎移植を選択するとき,患者やその家族が正しい情報を十分理解したうえで治療選択が行えるよう意思決定支援が必要である.また,移植が増加する一方で,透析再導入となる患者がいる現実もある.より長く移植腎機能を保つために,移植前から移植後の生活を考えた患者教育も重要である.患者の治療選択時,透析再導入時には,身近な存在であるレシピエント移植コーディネーターと透析スタッフが患者に寄り添い,その人らしい意思決定が行えるよう連携していく必要がある.
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