【DLN事例報告】
5(看護実践) 透析導入時の高齢患者とのかかわり─離島からの通院を希望された一例
渡辺 寛之
1
1医療法人かわい泌尿器科クリニック
pp.141-144
発行日 2018年8月31日
Published Date 2018/8/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200135
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
I.はじめに
75歳以上の透析患者を「高齢透析患者」と定義し,60歳未満が7万1,270人,60〜74歳が14万1,634人,75歳以上が10万308人と,高齢化が徐々に進んでいる(日本透析医学会統計調査委員会,2016,p.50).
今回90歳代で透析導入に至り,日常生活において住み慣れた島から通院したいと希望する高齢透析患者の事例を経験した.今回の事例の支援をとおして,高齢者が自分らしく生きていくには,高齢者自身の意思を尊重し治療に対する患者の言動や思いを傾聴することで,高齢患者支援のかかわりを学んだので報告する.なお,記載に関しては個人が特定されないように配慮し,本人の同意を得た.
Copyright © 2018, JAPAN ACADEMY OF NEPHROLOGY NURSING. All rights reserved.