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短報
シラバスからみる看護学士課程の「看護倫理」教育
Examination of Nursing Ethics Education in Nursing Bachelors Programs from contents of Syllabuses
鶴若 麻理
1
,
川上 祐美
2
Mari TSURUWAKA
1
,
Yumi KAWAKAMI
2
1聖路加看護大学
2早稲田大学人間総合研究センター
1St. Luke's College of Nursing
2Advanced Research Center for Human Sciences, Waseda University
pp.71-75
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
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看護専門職の育成には、看護実践能力はもとより、高度化する医療の中と多様な価値観を有する人間への理解を基盤にした倫理的看護実践をなし得る人材が求められている。そのような意味において、看護教育上、倫理にかかわる教育は中核となるべきものとして考えられている。そこで本研究は、193校の看護学士課程の「看護倫理」教育について、シラバスとカリキュラムを元に「生命倫理」科目群と比較する形でその特徴と傾向を明らかにした。「看護倫理」科目は増加し、42%の大学で「看護倫理」科目があり、科目の特徴は「必修・専門」科目で、教育の担い手は看護専門家が主であった。内容は倫理的問題あるいは課題を解決するための方法論またはモデルや事例検討に焦点がおかれていた。本研究の結果から、独立科目の設置と科目名称のさらなる整理、実習経験との関連性の深化、生命倫理科目群との違いの明瞭化、内容構成をふまえた教育の担い手の検討が課題であった。
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