特集 これからの助産婦教育
学士課程における助産学教育の実態について
平澤 美恵子
1,13
,
安倍 本子
2,13
,
近藤 潤子
3,13
,
三井 政子
4,13
,
伊藤 千榮子
5,13
,
水谷 喜代子
6,13
,
竹内 美恵子
7,13
,
村山 郁子
8,13
,
長川 トミエ
9,13
,
吉永 靖子
10,13
,
大石 由美子
11,13
,
大河原 シゲ子
12,13
1日本赤十字看護大学
2大分県立厚生学院
3聖路加看護大学
4京都大学医療技術短期大学部
5北海道立衛生学院
6東京大学医学部付属助産婦学校
7徳島大学医療技術短期大学部
8新潟大学医療技術短期大学部
9国立名古屋病院付属看護助産校
10国立大蔵病院付属看護助産学校
11鳥取県立倉吉総合看護専門学校
12東京女子医科大学看護短期大学
13全国助産婦教育議会教育制度委員会・小委員会
pp.336-341
発行日 1992年5月25日
Published Date 1992/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900380
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はじめに
近年の社会構造の諸変化は,看護職に対してより高度な専門的知識や技術を修得し,専門職としての能力や役割を拡大して,国民の健康維持向上に寄与することを求めている.これに対応するべく看護の専門職として,豊かな一般教養に基づき,かつ幅広く高度な専門教育を行なうことを目的に,全国的に看護大学の設立が図られてきている.このような潮流の中で,看護大学における助産学の教育は選択科目に位置づけられ,1学年定員の約1割程度数の教育が行なわれている現状である.
学士卒の少ない助産婦職の実状より,大学4年間の看護の基礎教育課程の中で,保健婦助産婦看護婦養成所指定規制(以下養成所指定規則)に則り,各大学とも過密なカリキュラムを運営して助産婦国家試験受験有資格者の育成を行なってきている.看護大学が新設されつつある中で,既大学において行なわれている教育形態は1つのモデルとなり得るが,看護大学における助産学の教育は現状のままでよいのかを見直す時期にきていると考えられる.そこで看護大学における助産学の教育のあり方を検討する資料として,現在,助産学の教育を行なっている5大学の看護教員と助産課程履修学生に対して,平成2年度の教育の実状についてのアンケート調査を行なったので報告する.
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