Japanese
English
◆ケーススタディ
重度心身障害児の抵抗運動を用いた食事訓練
Resistive Exercise Applied in Feeding Therapy for Severely Handicapped Children
辛島 千恵子
1
,
野村 忠雄
1
Chieko Karashima
1
,
Tadao Nomura
1
1石川整肢学園
1Ishikawa Medical Center of Handicapped Children
キーワード:
重度心身障害児
,
食事訓練
,
学習理論
Keyword:
重度心身障害児
,
食事訓練
,
学習理論
pp.126-131
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:誤学習や未学習のために動作学習に時間を要する重度障害児2名の,食事介助を通しての食事動作訓練について報告する.症例1には,すくうことおよび口まではこぶ動作を学習させるために,促進の技法を用いた.また,すくう,口まではこぶの自発動作が学習された後も,その動作を強化するために抵抗運動を用いて,動因の操作を行なった.また,症例2については,すくう動作の学習については,症例1と同様な方法で行ない,口まではこぶ動作については訓練前に自発動作を学習していたので,動因の操作により,自発動作の強化のみ行なった.その結果,短時間で,すくう,口まではこぶ動作を学習することができた.また,すくう,口まではこぶ動作中にスプーンから食物をこぼすことも減少し,すくう,口まではこぶの動作学習の強化を行なうことができた.
Copyright © 1989, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.