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特集 リハビリテーション医学におけるADL評価と臨床研究
7 脊髄損傷患者のADL評価
Evaluation of ADL in Patients with Spinal Cord Injury
加藤 千尋
1
,
植村 修
1
Chihiro Kato
1
,
Osamu Uemura
1
1国立病院機構村山医療センターリハビリテーション科
キーワード:
脊髄損傷
,
ADL
,
SCIM
,
SCIM-SR
,
予後予測
Keyword:
脊髄損傷
,
ADL
,
SCIM
,
SCIM-SR
,
予後予測
pp.1013-1020
発行日 2021年9月18日
Published Date 2021/9/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 脊髄損傷患者の疾患特異性に合わせた日常生活動作(activities of daily living:ADL)の評価としてSpinal Cord Independence Measure(SCIM)が開発され,現在世界中で使用されている.一方,その評価項目や方法から対象者が入院中の患者に限られる側面があったため,その後外来患者でも利用できるセルフレポート形式のSCIM(SCIM-SR)が開発された.日本語版もその信頼性および妥当性が確認されている.急性期から生活期に至るまで一貫性をもつADLの評価尺度としてSCIMの果たす役割は大きく,脊髄損傷患者のリハビリテーション治療の効果や,生活の実像を評価する尺度として広く普及が望まれる.
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