特集 歩行PART 1 脳神経疾患と歩行
不全脊髄損傷による歩行障害の評価と治療
古関 一則
1
Kazunori KOSEKI
1
1茨城県立医療大学付属病院リハビリテーション部
キーワード:
脊髄損傷
,
不全麻痺
,
予後予測
,
歩行練習
Keyword:
脊髄損傷
,
不全麻痺
,
予後予測
,
歩行練習
pp.1296-1302
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202107
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Point
●患者の全体像や神経学的所見(Neurological Level of Injury:NLI,麻痺の重症度)や脊髄損傷特有の合併症の有無を十分に評価したうえで,目標や介入方法を設定する必要がある
●歩行能力改善のためには,神経可塑の観点,運動学的観点の両面からみたポイントを踏まえたうえで,適切な環境(機器・装具の利用含む)でのインテンシブな歩行練習が有効である
●重症例においては,歩行練習に加え脊髄損傷特有の起居動作,移乗動作,車椅子操作の獲得が必要である
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