Japanese
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特集 ゴール設定に必要な予後予測
脊髄損傷
The factors for predicting prognosis to set the goal:spinal cord injury.
菊地 尚久
1
Naohisa Kikuchi
1
1横浜市立大学附属病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Yokohama City University Hospital
キーワード:
脊髄損傷
,
予後予測
,
機能ゴール
Keyword:
脊髄損傷
,
予後予測
,
機能ゴール
pp.637-642
発行日 2010年7月10日
Published Date 2010/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101806
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はじめに
脊髄損傷の予後予測においては,欧米で大規模な多施設検討による移動能力,activities of daily living(ADL),quality of life(QOL)に関する報告がある1-5).しかしながら日本では,欧米と比較して高齢者の不全損傷が多いという特徴があり,前述の結果をそのまま当てはめることには問題があると思われる.わが国では労災病院によるデータベースがあり,さまざまな側面からの報告がなされている.本稿では,欧米と日本で行われた予後に関する検討や,中心性頸髄損傷におけるデータを紹介し,ゴール設定に必要な予後予測について考えてみたい.
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