特集 住まいとくらし—理学療法士の環境づくり
脊髄損傷者の住まいとくらし
延本 尚也
1
Naoya NOBUMOTO
1
1兵庫県立リハビリテーション中央病院リハビリ療法部理学療法科
キーワード:
脊髄損傷
,
住宅改修
,
ADL
,
福祉サービス
Keyword:
脊髄損傷
,
住宅改修
,
ADL
,
福祉サービス
pp.905-913
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202757
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Point
●脊髄損傷完全麻痺者(以下,脊損者)は,残存機能や動作能力,生活様式に応じた適切な環境設定を行うことで,ADLの自立や積極的な社会参加が可能となる
●適切な環境設定を行うためには,脊損者特有の動作方法を十分に理解しておく必要がある.特に,四肢麻痺かつ膀胱直腸障害を有する頸髄損傷者の場合には,トイレ環境の整備が重要となる
●福祉サービスを含めた実際の住環境,くらしを知ることで,眼前の脊損者の在宅・社会復帰支援に役立てることができる
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