Japanese
English
特集 脊髄損傷に対するリハビリテーション医療—実践と挑戦—
2 リハビリテーション医療における脊髄損傷患者のADL評価
Evaluation of ADL in Patients with Spinal Cord Injury in Rehabilitation Medicine
松田 恭平
1
,
植村 修
1
Kyohei Matsuda
1
,
Osamu Uemura
1
1国立病院機構村山医療センターリハビリテーション科
キーワード:
脊髄損傷
,
ADL
,
SCIM
,
妥当性
,
信頼性
Keyword:
脊髄損傷
,
ADL
,
SCIM
,
妥当性
,
信頼性
pp.531-536
発行日 2019年7月18日
Published Date 2019/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 脊髄損傷患者では,その障害特性から日常生活動作(activities of daily living:ADL)を包括的に評価する必要があり,Spinal Cord Independence Measure(SCIM)が開発され現在世界中で使用されている.SCIMはその煩雑さなどの面から入院患者を対象とするに留まっていた.しかしながら,外来患者のADLを評価することなしに医療・介護で切れ目のないリハビリテーション医療を提供することは困難であり,世界的にも外来患者のリハビリテーション医療のニーズを捉える必要性が高まってきたことを受けて,セルフレポート形式のSCIM(SCIM-SR)が開発された.SCIMはセルフレポート形式も含め,脊髄損傷患者におけるADL評価の疾患特異的尺度として重要な評価法の1つであるといえる.
Copyright © 2019, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.