Japanese
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特集 不登校のリハビリテーション医療・支援
2 肢体不自由児・運動障害児にみられる「不登校」—3症例の検討
School Absenteeism in Children with Physical Disabilities : Three Cases Studies
小﨑 慶介
1
,
徳井 千里
2
Keisuke Kosaki
1
,
Chisato Tokui
2
1心身障害児総合医療療育センター
2心身障害児総合医療療育センター臨床心理科
キーワード:
不登校
,
肢体不自由児
,
運動障害
,
卒後児
,
通所拒否
Keyword:
不登校
,
肢体不自由児
,
運動障害
,
卒後児
,
通所拒否
pp.445-449
発行日 2019年6月18日
Published Date 2019/6/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 特別支援学校または学級に所属する肢体不自由の児童・生徒は3万6,000人以上に上るが,このうち不登校の児童・生徒の正確な統計は明らかではない.肢体不自由児の中には知的・発達・認知などの障害を合併することも多く,合併障害が不登校の原因となっていることも少なくない.しかし,他者によって移送されることの多い肢体不自由児にあっては,とにかく登校はしてくる(あるいはさせられる)ことも多い.本稿では,学校を含めた「通い続けることが望まれる機会や場(作業所)」への参加を拒否した中学生から成人の3事例(外傷後脊髄損傷,脳性麻痺)について検討した.その結果,本人の発達段階に応じた個別的対応を要すると考えられた.
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