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短報
肢体不自由児の母親における子どもの障害の受容について―予備的検討
Mother's Acceptance of Her Child's Physical Disabilities: Preliminary report.
仲山 佳秀
1
Yoshihide Nakayama
1
1江南女子短期大学
1Konan Women's Junior College
キーワード:
障害の受容
,
肢体不自由児
Keyword:
障害の受容
,
肢体不自由児
pp.51-54
発行日 1992年1月10日
Published Date 1992/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106988
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「障害の受容」*は,上田(1983年)の言うようにリハビリテーションにおけるKey-Conceptの一つである.ただし,障害の受容というとき,普通は障害者自身による自己の障害の受容を指していると思われる.もちろん,このこと自体,障害の受容という問題の重要な部分を構成するものである.しかし,障害を持つ者が子どもの場合には,その親による障害の受容ということもまた問題とされなければならないであろう.というのは,そのことが子どもの障害に対する家族の対応や障害児を含む家族の生活などに大きく関わってくる,と考えられるからである.
しかしながら,親による子どもの障害の受容という問題についてはまだ十分な検討が加えられていない.
そこで,本稿では障害児の親を対象に次の3点を調べ,これらを通して,この問題に関する予備的な検討を行うことにしたい.
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