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特集 小児リハビリテーション—その歴史と各疾患への対応,未来への展望について—
1 日本における障害児療育の歴史—肢体不自由児療育を中心に
“Ryouiku” : A Comprehensive Framework in Pediatric Rehabilitation : Historical Review in Japan
小﨑 慶介
1
Keisuke Kosaki
1
1心身障害児総合医療療育センター/整肢療護園
キーワード:
肢体不自由児
,
療育
,
クリュッペルハイム
,
整肢療護園
,
障害児支援
Keyword:
肢体不自由児
,
療育
,
クリュッペルハイム
,
整肢療護園
,
障害児支援
pp.348-352
発行日 2016年5月18日
Published Date 2016/5/18
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- 参考文献 Reference
要旨 日本の小児リハビリテーションの歴史は,田代義徳,柏倉松蔵,高木憲次らを中心として,1910年代に始まった肢体不自由児療育運動が1つの発端となっている.この運動を通して,社会から隔絶された手足の不自由な児童に教育,整形外科的治療とリハビリテーション(医学的治療),職業教育が施されるという枠組みが形成された.戦争によっていったんこの仕組みは壊滅的な打撃を受けたが,戦後は児童福祉法制定などを通して制度の整備が進められた.時代の変遷とともに対象疾患や病態が変化しており,今後もより包括的な枠組みの中で小児リハビリテーションを推進することが求められている.
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