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特集 肢体不自由児におけるリハビリテーション医学
6 肢体不自由児におけるリハビリテーション治療—コミュニケーション・摂食嚥下療法
Rehabilitation of Communication Disorders and Dysphagia for Physically Handicapped Children
椎名 英貴
1
Hidetaka Shiina
1
1森之宮病院リハビリテーション部
キーワード:
肢体不自由児
,
摂食嚥下障害
,
コミュニケーション障害
,
姿勢コントロール
,
AAC
Keyword:
肢体不自由児
,
摂食嚥下障害
,
コミュニケーション障害
,
姿勢コントロール
,
AAC
pp.612-616
発行日 2020年7月17日
Published Date 2020/7/17
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 食事・コミュニケーションに問題をもつ肢体不自由児の原疾患としては,脳性麻痺をはじめとする中枢神経系損傷に起因するものがほとんどである.対象児の重症度は高く,聴覚障害や視覚認知の問題を合併する場合も多い.多くの場合,姿勢運動障害を背景にもち,食事・コミュニケーションに与える影響も大きい.摂食嚥下障害の対応は,食事姿勢の調整,嚥下調整食の調整,口腔運動機能への介入が大きな柱となる.コミュニケーションに関しては音声言語によるコミュニケーションにとどまらず,表情,視線,指さしなどを用いた非言語的コミュニケーションや機器を使用した拡大代替コミュニケーション(augmentative and alternative communication:AAC)を積極的に取り入れる.
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