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特集 筋萎縮性側索硬化症
5 筋萎縮性側索硬化症患者の在宅ケア
Home Care for ALS Patients
日野 創
1
Hajime Hino
1
1東京都立神経病院リハビリテーション科
キーワード:
筋萎縮性側索硬化症
,
地域包括ケアシステム
,
難病
,
在宅療養
,
神経難病地域リハビリテーション研修会
Keyword:
筋萎縮性側索硬化症
,
地域包括ケアシステム
,
難病
,
在宅療養
,
神経難病地域リハビリテーション研修会
pp.556-563
発行日 2018年7月18日
Published Date 2018/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 地域包括ケアシステムでは,人工呼吸器を装着し日常生活動作(activities of daily living:ADL)全介助の状態で在宅療養生活を送るALSなどの神経難病患者においてもリハビリテーション医療のかかわりが重要である.しかし,神経難病のリハビリテーション治療は,脳血管疾患や外傷に代表される急性発症疾患の急性期発症モデルの,急性期リハビリテーション治療・回復期リハビリテーション治療・維持期リハビリテーション治療と受け継がれていく一般的な地域リハビリテーション医療の支援体制に当てはまらないため,提供が十分でないばかりでなく,人材育成・研修についても独自の研修拠点を考える必要がある.稀少疾患であるため専門病院以外での経験が蓄積しにくく,一般的な知識技術の伝達だけでは十分なスキルアップを確保することが困難である.さらに,相談窓口・連携を意識する必要がある.
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