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特集 神経筋疾患のリハビリテーション—up to date—
4 筋萎縮性側索硬化症に対するリハビリテーション
Rehabilitation in Amyotrophic Lateral Sclerosis
日野 創
1
Hajime Hino
1
1東京都立神経病院
キーワード:
ALS治療ガイドライン
,
エビデンス
,
告知
,
呼吸障害
,
最近の動向
Keyword:
ALS治療ガイドライン
,
エビデンス
,
告知
,
呼吸障害
,
最近の動向
pp.529-533
発行日 2016年7月18日
Published Date 2016/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis,以下ALS)について,そのエビデンスレベルは多施設治療試験での電気生理学的endpoint研究がIbレベルである以外は,臨床疫学,病理学,生化学,免疫学,遺伝子研究はII〜IIIレベルにとどまっている.
告知はなるべく早期に行うべきと考える.ALSの進行は千差万別でありALSの全経過を見渡したとき重要なターニングポイントが存在する.そのターニングポイントとなる時期の対応について留意すべきである.特にコミュニケーションは,「人と人が意思を疎通する営み」として,さまざまな活動の根幹を担っており,伝達手段の確保は日常生活を送るうえで必須な条件である.「意思を伝える」のほかに「感情や思想を共有する」といった側面がある.
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