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特集 筋萎縮性側索硬化症
2 筋萎縮性側索硬化症(ALS)のリハビリテーション治療
Rehabilitation Management and Assessment for Patients with Amyotrophic Lateral Sclerosis
早乙女 貴子
1
Takako Saotome
1
1国立精神・神経医療研究センター病院身体リハビリテーション科
キーワード:
ALS
,
対症療法
,
評価
,
機能障害
,
緩和ケア
Keyword:
ALS
,
対症療法
,
評価
,
機能障害
,
緩和ケア
pp.539-544
発行日 2018年7月18日
Published Date 2018/7/18
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- 参考文献 Reference
要旨 ALSのリハビリテーション治療は,対症療法の1つとして位置づけられる.患者が可能な限り自立した生活を送ることができ,quality of life(QOL)を保てるよう,リハビリテーションでは発症早期から終末期まで,患者の機能障害とその変化を評価し,経時的にゴールとプログラム設定・見直しを行いながら,運動療法や呼吸理学療法,福祉用具や機器の導入,介助指導などを行う.呼吸障害や摂食・嚥下機能障害に起因する栄養障害は生命予後に直結し,コミュニケーション障害は患者や介護者のQOL低下につながる.呼吸や栄養管理・予後に関する患者の意思決定は他職種と情報共有が欠かせない.患者と介護者に治療のみならず緩和ケアとしてもリハビリテーション医療を実践する.
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