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特集 先端機器とリハビリテーション
5 IVESの開発と今後の展望
Development and Future Perspective of IVES
村岡 慶裕
1,2
Yoshihiro Muraoka
1,2
1早稲田大学人間科学学術院健康福祉科学科
2国立病院機構村山医療センター臨床研究部
キーワード:
純国産医療機器開発
,
筋電制御
,
バイオフィードバック
,
ニューロリハビリテーション
,
レギュラトリーサイエンス
Keyword:
純国産医療機器開発
,
筋電制御
,
バイオフィードバック
,
ニューロリハビリテーション
,
レギュラトリーサイエンス
pp.23-26
発行日 2017年1月18日
Published Date 2017/1/18
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- 参考文献 Reference
要旨
筆者は,20年ほど前に,慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンターにて,手関節装具を併用し,微細な随意筋電を信号源として,電気刺激で手指伸展をアシストするIVESを開発した.その後,前記センターと,国立病院機構村山医療センターで,神経科学研究や臨床的エビデンスを積み上げながら,約1,000万円かけて改良してきた.IVES装置は,知財マネジメント,医療機器としての製品化・薬機法承認・事業化をすでに2008年に達成した,純国産リハビリテーション医療機器のパイオニアであり,現在,年間約400台販売され,保険診療の中で広く活用されている.本稿においては,純国産医療機器開発の成功事例として,IVES装置の開発経緯や歴史,今後の展望について紹介する.
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