Japanese
English
特集 先端機器とリハビリテーション
4 機能的電気刺激による歩行リハビリテーションへの展開
Gait Rehabilitation Using Functional Electrical Stimulation
越智 光宏
1
,
加藤 徳明
1
,
佐伯 覚
1
,
蜂須賀 研二
2
Mitsuhiro Ochi
1
,
Noriaki Kato
1
,
Satoru Saeki
1
,
Kenji Hachisuka
2
1産業医科大学リハビリテーション医学講座
2九州労災病院門司メディカルセンター
キーワード:
機能的電気刺激
,
足関節機能
,
歩行
,
リハビリテーション
,
前向き比較研究
Keyword:
機能的電気刺激
,
足関節機能
,
歩行
,
リハビリテーション
,
前向き比較研究
pp.19-22
発行日 2017年1月18日
Published Date 2017/1/18
- 販売していません
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- 参考文献 Reference
要旨
ウォークエイド®(以下,WA)は表面電極型の機能的電気刺激装置の1つであり,内蔵された傾きセンサーを用いて,遊脚期を中心に電気刺激を行い足関節を背屈させる.
慢性期脳卒中患者で下垂足を呈する患者に対し歩行能力が向上する(脳卒中ガイドライン2015・グレードB)といわれているが,わが国での無作為比較研究はこれまで行われていない.
われわれはこれまでの探索的臨床研究に基づき,慢性期脳卒中片麻痺患者で歩行が自立した患者を対象とし,WAを用いた歩行訓練を行うことで足関節機能や歩行能力が向上する可能性があると考えている.現在,多施設の無作為前向き比較研究を通常歩行訓練と比較して実施中である.
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