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特集 神経生理学的手法の応用—実践と可能性—
7 脳卒中後重度上肢麻痺の回復に向けての挑戦—Brain Machine Interface技術を利用した新たなリハビリテーション機器の開発
Challenges to Restore Severely Hemiparetic Upper Limb after Stroke : Development of a New Rehabilitation Device Using Brain Machine Interface (BMI) Technologies
里宇 明元
1
Meigen Liu
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
キーワード:
脳可塑性
,
脳波
,
事象関連脱同期
,
医療機器
,
レギュラトリーサイエンス
Keyword:
脳可塑性
,
脳波
,
事象関連脱同期
,
医療機器
,
レギュラトリーサイエンス
pp.465-470
発行日 2016年6月18日
Published Date 2016/6/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 革新的ニューロリハビリテーション技術を開発・実用化するには,神経科学研究の積み重ね,臨床的エビデンスの蓄積,知財マネジメント,医療機器としての製品化・薬機法承認・事業化が不可欠である.慶應義塾大学医工連携チームは,従来治療困難であった脳卒中後重度手指麻痺に対し,手指伸展企図時の運動野近傍の事象関連脱同期を頭皮電極で記録し,運動企図したと判断された際には,麻痺側手指を電動装具で伸展して体性感覚フィードバックを脳に返し,可塑性を誘導する治療システムを開発した.Proof of concept,first in man,症例シリーズ研究,効果機序解明を経て,企業と共同で製品化を進め,薬機法承認に向けた医師主導治験を計画中である.
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