Japanese
English
特集 障害者の工学的リハビリテーション
機能訓練機器の開発の現状と将来展望
Review of Development and Progress in Functional Training Machine.
野田 幸男
1
,
千野 直一
1
Yukio Noda
1
,
Naoichi Chino
1
1慶応義塾大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
キーワード:
機能訓練機器
,
筋力測定訓練機器
,
バイオフィードバック
Keyword:
機能訓練機器
,
筋力測定訓練機器
,
バイオフィードバック
pp.841-847
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106372
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はじめに
リハビリテーション医学に携わる種々のスタッフはあらゆる障害に挑戦しながら,近年,科学技術の進歩と相俟って,リハビリテーション医療機器を着実に発展させてきた.特に能力低下や社会的不利に対するリハビリテーション福祉機器の開発は目覚ましく,これにより患者の自立度やQOLに変化がみられている.また,義肢装具関係ではJISの規格化も始まり,統一されたシステムが構築されつつある1).一方,機能障害に対する治療あるいは訓練機器は高度なハイテク技術を取り入れ,徐々に進化の道を歩んでいるが,これらに関する論文は散見される程度である2).
本稿では訓練用機器の概観を述べるとともに,誌面の関係上,筋力測定訓練機器,電気刺激装置,バイオフィードバック機器に焦点を当てて述べてみたい.
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