第46回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/静岡 《シンポジウム》脳卒中リハビリテーションの展開―座長/園田 茂・原 寛美
脳卒中リハビリテーションにおける下肢装具の展開―臨床的知見から―
原 寛美
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1相澤病院総合リハビリテーションセンターリハビリテーション科
pp.350-355
発行日 2010年6月18日
Published Date 2010/6/18
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背景と目的
脳卒中リハビリテーション(以下,リハ)の目標の1つは,患者のパフォーマンスの向上であり,その典型的な1つが歩行のパフォーマンスの向上である.その目標達成ために,急性期リハのステージから,さらに慢性期の地域生活期の時期にかけて,下肢装具の適切な処方とそのバージョンアップ,そして合わせたトレーニング法が求められている.
脳卒中リハにおいて下肢装具に求められる特性としては,表1に掲げるようなポイントが求められる.しかし,現在の脳卒中下肢装具処方における問題点としては表2に記載したような課題が存在している.
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