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特集 脳血管障害と補装具
脳卒中片麻痺の下肢装具と歩行
The Lower Extremity Orthotics for Hemiplegic Patients and Their Gait
内田 順市
1
Junichi UCHIDA
1
1大勝病院
1Ookatsu Hospital.
pp.371-378
発行日 1984年6月15日
Published Date 1984/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103103
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はじめに
脳卒中片麻痺に対する装具についてはいろいろな議論がある.その1つになるべく早くから装具を使用し,ADLの自立を行う方法,また他に,装具を用いないでPTのファシリテーションテクニックを施行し麻痺の改善をはかる方法などがある.装具を用いる場合,以前は歩行のために足部の固定などに用いていたが,装具を治療のために用いて,少しでも運動機能の改善を目指すものがみられる.
今回は下肢装具と歩行に関して,基礎的なことを中心にし特に異常歩行と装具,装具歩行による歩行分析,エネルギー消費などについて述べる.
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