Japanese
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特集 脳血管障害治療としての下肢装具と運動療法
7 下肢装具療法の臨床と研究の展開
Development of Clinical and Experimental Medicine of Orthotic Treatments for Lower Limb Recovery
長谷 公隆
1
Kimitaka Hase
1
1関西医科大学リハビリテーション医学講座
キーワード:
装具療法
,
片麻痺歩行
,
運動学習
,
ロボット
,
運動療法
Keyword:
装具療法
,
片麻痺歩行
,
運動学習
,
ロボット
,
運動療法
pp.292-297
発行日 2019年4月18日
Published Date 2019/4/18
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- 参考文献 Reference
要旨 片麻痺歩行再建における下肢装具の役割は,麻痺肢への荷重を促し,歩行リズム形成に必要な筋活動パターンを誘導することにある.その過程は,管理している関節運動の自由度解除に基づく.ロボット技術の発展を背景に,膝継手や足継手を能動的に動かす装具療法が試みられている.足継手駆動では,外部から動力を得て軽量化し,荷重下でも足関節底屈運動をアシストできる短下肢装具脱着式ロボットが開発されている.歩行推進力を麻痺肢から得るための歩行再建は,動的関節制御に基づく装具療法の重要な役割として位置づけられる.その運動療法の展開には,運動学的知識と運動学習理論に基づく治療戦略が求められる.
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