第46回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/静岡 《シンポジウム》中枢神経可塑性への挑戦―座長/安保 雅博・長谷 公隆
訓練ロボットによる歩行機能再建―イメージと知覚の影響―
和田 太
1
1産業医科大学リハビリテーション医学講座
pp.161-165
発行日 2010年3月18日
Published Date 2010/3/18
- 販売していません
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
近年,リハビリテーション(以下,リハ)の現場にロボットの活用が試みられ始めている.ロボティクス技術が向上し,ASIMOなどのヒト型ロボットの登場で,ロボットは,以前に比べると身近なものになりつつある.工学技術をリハに生かす試みは,以前より多く行われてきたが,リハ訓練場面への導入の背景には,ニューロリハの考え方が広く認知されてきたことに大きく影響している.しかし,どのような形式のロボット訓練が効率的・効果的であるかについては,まだ,明らかになっていない.本稿では,訓練ロボットによる歩行再建の概要とロボット訓練における運動イメージや知覚の利用について述べる.
Copyright © 2010, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.