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特集 神経系リハビリテーションの新潮流――機能回復治療に革新をもたらす最新の知見
歩行リハビリテーションロボットが作る歩行再建の新たな形
A new form of gait reconstruction created by a gait rehabilitation robot
田口 周
1
,
長谷 公隆
1
Meguru TAGUCHI
1
,
Kimitaka HASE
1
1関西医科大学リハビリテーション医学講座
キーワード:
歩行リハビリテーションロボット
,
ロボット支援歩行訓練(RAGT)
,
歩行再建
Keyword:
歩行リハビリテーションロボット
,
ロボット支援歩行訓練(RAGT)
,
歩行再建
pp.727-730
発行日 2023年5月20日
Published Date 2023/5/20
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28508727
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ロボット支援歩行訓練(RAGT)の対象は,機能障害が重度の患者のみならず,地域在住の虚弱高齢者における歩行再建にまで拡大しており,その適応は急性期から回復期,生活期に至る.歩行リハビリテーションロボットは外骨格型(exoskeleton type)と効果器型(end-effector type)に大別されるが,患者ごとに機能障害の程度などをもとに適応を検討する必要がある.また,運動学習理論の観点からは,下肢機能の回復過程に応じてRAGTにおけるアシストを適切に管理することは重要である.脳卒中や神経難病など,RAGTに関する治療効果のデータは集積されつつあり,歩行支援ロボットごとの特性を理解したうえでRAGTによる治療を展開していく必要がある.
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