連載 地域リハビリテーションのためのマインドフルネス入門・第5回
マインドフルネスへの警鐘
織田 靖史
1
1県立広島大学保健福祉学部作業療法学科
pp.91-95
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201177
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日に一竅を鑿てるに,七日にして渾沌死せり
(いいことをしているつもりで)毎日1つずつ穴をあけていたら,混沌が7日目には死んでいた。(荘子:応帝王篇)1)
この連載では,現在注目されている「マインドフルネス」をテーマに,地域リハビリテーションへの応用の可能性について考えていく。1回目はマインドフルネスの定義やマインドフルネスが臨床にもたらす効果について,2回目はマインドフルネスの実施方法について,3回目は日常生活でマインドフルネスを活かすための視点について,4回目はなぜマインドフルネスを行うのかというマインドフルネスの目的性について書いた。5回目となる今回は,今までとは違った視点からマインドフルネスの危険性についてお話したいと思う。
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