Book Review
エンド・オブ・ライフケアとしての拘縮対策—美しい姿で最期を迎えていただくために
備酒 伸彦
1
1神戸学院大学総合リハビリテーション学部
pp.368
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200119
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「思い」「知識」「技術」。医療やケアへ向けた論評で,これらの言葉が単独で使われる際は批判的な意味合いをもつことが多い。「思いだけで何ができるのか」「知識だけで人を癒すことができるのか」「技術に溺れてケアがおろそかになっていないか」云々。しかし,この3つが1つでも欠けた医療やケアは存在しないことも明らかである。
本書はこの矛盾をあっさり飛び越えて,「思い」と「知識」「技術」が三位一体となることの意味とその方法,さらにはそれによって具現化される「良い医療とケアの姿」を見事に示してくれている。
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